バナーズ(3011)自己株式取得で年初来高値更新 会社を分析してみた

会社・銘柄

1月28日、バナーズ(3011)は570,000株(発行済株式総数に対する3.4%の割合)を上限に自己株式の取得を行うと発表しました。

市場ではこれを好材料として受け止め、翌日に株価は年初来高値を更新しました。

バナーズ(3011)とはどんな会社なのでしょうか? そこで今回、有価証券報告書から私なりに解説していきたいと思います。

バナーズ(3011)自己株式取得で年初来高値更新

ヤフーファイナスより引用

 

1月28日、バナーズ(3011)は71,250千円を上限として発行済株式総数の3.4%に相当する570,000株の自己株式を取得すると発表しました。

これを受け、翌日に株価は年初来高値を更新しました。

 

 

 

 

 

ツイッターなどを見ても、ポジティブな意見が多い印象です。

 

 

バナーズ(3011)の有価証券報告書から、会社を分析してみる

自己株式取得の発表で年初来高値更新をしたバナーズ(3011)ですが、この会社はどんな会社なのでしょうか?

そこで、有価証券報告書から私なりに解説していきたいと思います。

 

業績の推移

(単位:千円)

 

第68期

第69期

第70期

第71期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

売上高

4,218,524

3,884,610

4,151,433

3,953,634

売上総利益

1,036,548

914,976

995,654

964,187

営業利益

182,882

105,891

175,265

▲40,881

当期純利益

168,543

51,808

51,071

▲243,003

 

バナーズ(3011)「有価証券報告書第69期」「有価証券報告書第71期」から作成

こちらは、子会社なども含めたバナーズ(3011)グループ全体の業績を表しています。

売上高は年度によってばらつきがあります。

2020年3月期の営業利益及び当期純利益は赤字です。

 

(単位:千円)

 

第68期

第69期

第70期

第71期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

不動産利用事業

357,464

348,725

346,575

287,617

自動車販売事業

3,270,586

2,961,336

3,204,787

3,128,335

楽器販売事業

536,671

527,346

576,981

537,681

建材販売

53,802

47,201

23,088

0

売上高合計

4,218,523

3,884,608

4,151,431

3,953,633

 

バナーズ(3011)「有価証券報告書第69期」「有価証券報告書第71期」から作成

こちらは、セグメント別売上高を表しています。

自動車販売事業は新型コロナウイルス感染拡大の影響でメーカーの生産スケジュール変更による納期遅延や営業活動の自粛による影響で売上高が左右されるようです。

不動産利用事業、楽器販売事業、建材販売の売上高もさえません。

 

自己資本比率

 

第68期

第69期

第70期

第71期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

自己資本比率

38.3%

40.8%

37.3%

28.1%

 

バナーズ(3011)「有価証券報告書第69期」「有価証券報告書第71期」から作成

2020年3月期になると自己資本比率が28.1%にまで低下しています。

ここまで大きく低下した理由は、赤字業績を計上したことと設備投資を行うための借入金が増えたためです。

 

不動産利用事業とセグメント資産

(単位:千円)

 

第42期

第43期

第44期

第45期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

不動産利用事業

357,464

348,725

346,575

287,617

セグメント資産

4,302,450

4,267,549

4,634,301

5,477,876

表面利回り

8.31%

8.17%

7.48%

5.25%

 

バナーズ(3011)「有価証券報告書第69期」「有価証券報告書第71期」から作成

不動産利用事業の売上高は横ばい傾向が続いていたものの、2020年3月期には減収に転じています。その一方、セグメント資産(設備投資)は年々増えています。

その結果、不動産利用事業の表面利回りは8.31%から5.25%にまで低下しています。

 

バナーズ(3011)「有価証券報告書第71期」から引用

不動産利用事業の売上高が減収になった理由は、LIXILビルとの賃貸契約が終了したためではないかと思います。売上を回復させるためにも、早めに後継テナントを見つける必要がありそうです。

 

バナーズ(3011)「有価証券報告書第71期」から引用

また、2020年3月期は埼玉県本庄市と群馬県高崎市、群馬県前橋市に設備投資を行っています。

今後、投資家はこの地域の人口が増えるのか不動産価格が上がるのかなどの動向を見守る必要がありそうです。

 

バナーズ(3011)「有価証券報告書第71期」から引用

また新型コロナウイルス感染症の影響が続く限り、不動産利用事業の業績に悪影響を与えるようです。

 

バナーズ(3011)についてのまとめ

会社の有価証券報告書を読んでいても、今のところ業績が上がる見込みを感じることはできませんでした。また、会社の経営陣は何がやりたいのかよくわかりませんでした。

現在は自動車販売事業、不動産利用事業、楽器販売事業を行っていますが、どれも中途半端だという印象を受けました。不採算事業は早めに撤退をして、儲かる事業に集中した方が良いと思いました。

最後に、株式投資は自己責任でお願いします。

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