JCRファーマ(4552)好決算発表! 将来性について分析した!

会社・銘柄

1月28日、JCRファーマ(4552)は「2021年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。

この発表によると、JCRファーマ(4552)の利益が対前年同期比で80%以上も増加。翌日には株価が高騰しました。

JCRファーマ(4552)の将来性は明るいのでしょうか? そこで今回、有価証券報告書から私なりに解説していきたいと思います。

JCRファーマ(4552)好決算発表で株価が高騰

ヤフーファイナスより引用

 

1月28日、JCRファーマ(4552)は第3四半期決算を発表しました。これによると業務の効率化や経費削減効果等によって営業利益、経常利益、四半期純利益が対前年同期比で80%以上も増加したようです。

これを受け、翌日に株価は高騰しました。

また、2020年12月にはアストラゼネカ株式会社とCOVID-19に対するワクチンの原液製造に関する業務請負契約を締結しました。

JCRファーマ(4552)は明るいニュースが続いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツイッターなどを見ても、ポジティブな意見が多い印象です。

 

 

JCRファーマ(4552)の有価証券報告書から、会社を分析してみる

明るいニュースが続くJCRファーマ(4552)ですが、将来性はどうなのでしょうか?

結論から言ってしまうと、将来も明るいことが期待できそうです。しかし、気になることもありました。

その理由について、有価証券報告書から私なりに解説していきたいと思います。

 

少子化の影響で市場規模が縮小

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第45期」から引用

JCRファーマ(4552)の主力製品であるヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」は国内少子化の影響で将来的には減少に転じる可能性があるそうです。

それまでには対策を打つ必要がありますが、数十年以上の長期的な投資を考える人はその動向に注意を払う必要がありそうです。

 

コロナに強い事業形態

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第45期」から引用

多くの企業が新型コロナウイルスの影響によって業績が悪化しています。

けどJCRファーマ(4552)の場合、新型コロナウイルスによる業績への影響はないようです。

 

薬価改定による業績への影響

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第45期」から引用

2019年10月に薬価改定の影響を受けて販売単価は引き下がったそうです。しかし、数量ベースで増えたことによって増収となる業績を果たしています。

 

含み益資産

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第45期」から引用

JCRファーマ(4552)は株式や債券などの資産も保有しています。そして、現在は841百万円の含み益が出ているようです。

 

増収業績

(単位:百万円)

 

第42期

第43期

第44期

第45期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

売上高

18,085

20,594

23,160

24,781

売上総利益

12,353

14,465

16,592

16,880

営業利益

2,632

3,784

4,967

3,244

当期純利益

1,863

3,070

3,715

2,678

 

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第43期」「有価証券報告書第45期」から作成

こちらは、子会社なども含めたJCRファーマ(4552)のグループ全体の業績を表しています。

売上高及び売上総利益は順調に伸びています。

しかし、2020年3月期になると営業利益及び当期純利益は減益に転じています。

その理由については、後ほど解説していきます。

 

(単位:百万円)

 

第42期

第43期

第44期

第45期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

売上高

18,085

20,594

23,160

24,781

総資産

36,385

38,398

42,516

47,775

従業員数(人)

566

568

632

667

 

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第43期」「有価証券報告書第45期」から作成

売上高の増収に伴い、会社の総資産も従業員数も右肩上がりで伸びています。

 

また、

・流動比率:271%

・当座比率:183%

・自己資本比率:66.6%

と資金繰りにも問題はなく、財務体質は健全なレベルです。

 

研究開発費増加で利益率悪化

(単位:百万円)

 

第42期

第43期

第44期

第45期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

売上高総利益率

68.3%

70.2%

71.6%

68.1%

営業利益率

14.6%

18.4%

21.4%

13.1%

 

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第43期」「有価証券報告書第45期」から作成

順調に伸びていた利益率ですが、2020年3月期になると営業利益率は悪化しています。

 

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第45期」から引用

営業利益率が悪化した原因は、研究開発費が増えたためのようです。

 

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第45期」から引用

また今後は将来の成長のために積極的な研究開発費が増える可能性があるようです。そのため、短期的に業績は悪くなる可能性も考えられます。

 

過去最高の設備投資

(単位:百万円)

 

第42期

第43期

第44期

第45期

 

2017年
3月

2018年
3月

2019年
3月

2020年
3月

有形固定資産の取得

1,550

922

895

4,838

 

JCRファーマ(4552)「有価証券報告書第43期」「有価証券報告書第45期」から作成

JCRファーマ(4552)は毎年設備投資のために有形固定資産を取得していますが、2020年3月期は過去最高の投資金額になっています。

設備投資の主な内容は、医療品製造設備と研究設備になっています。

これだけ巨額な金額をかけて設備投資を行うということは、今後の市場拡大を狙った先行投資なのかもしれません。

 

JCRファーマ(4552)についてのまとめ

売上高の増収が続いていますが、2020年3月期には研究開発費が増えたことで営業利益が悪化しました。

また今後も研究開発費が増える可能性があるため、短期的に見ると利益は悪くなるかもしれません。

しかし売上高の増収が続いていることや、設備投資の金額の大きさなどから会社の将来に期待はできると思います。

最後に、株式投資は自己責任でお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました