
「転職エージェントってどんなサービスなの?」
「転職エージェントを利用するメリットって何?」
「転職エージェントの利用は無料って聞くけど、何か裏があるの?」

今回は、転職エージェントのことについてご紹介します
この記事を読めば、転職エージェントを利用するメリットや転職エージェントのサポート内容、また転職エージェントを利用するうえで注意すべきポイントなどについて理解することができるようになります
もくじ
1. 転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職を希望するあなたに合った企業案件を紹介してくれる人材紹介会社です。
企業から内定がもらえるよう、担当となるキャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書の書き方についてアドバイスをしたり、面接対策のために模擬面接の実施をしたりと、転職活動を成功させるためにサポートをしてくれます。
2. 転職エージェントを利用する6つのメリット
転職活動では履歴書や職務経歴書の作成、面接の対策、またそのための日程調整など1人で始めるとなるといろいろと大変です。
転職エージェントを利用すれば、担当となるキャリアアドバイザーが一緒になって転職活動のサポートをしてくます。
以下に、転職エージェントを利用する6つのメリットについてご紹介していきます。
2-1.無料で利用することができる
転職エージェントを利用する場合、求職者は無料で利用することができます。追加料金は一切かかりません。
求職者が転職エージェントを無料で利用できる理由は、企業側が転職エージェントに紹介料を支払っているためです。
求職者が転職に成功することで転職エージェント側に年収の約30%分が紹介料として支払われる仕組みになっています。
2-2.あなたに合った企業案件を紹介してくれる
転職エージェントは最初の面談で求職者がどのような転職を実現したいのかについて、ヒアリングを行います。
そして求職者の条件に合う企業案件を紹介しますが、その中には大企業もあれば今まで知らなかった魅力的な中小企業もあるでしょう。
求職者のために内定がもらえるよう、様々なサポートを行ってくれます。
2-3.非公開案件も扱っている
転職エージェントでは転職サイトと違い、
✅ 「一般募集の条件と比べて給与が高い案件」 ✅ 「重要となるポジションを募集している案件」 |
など、通常の求人よりも質の高い非公開案件も取り扱っています。
なぜ非公開にしているのかというと、公にしてしまうと応募が殺到するためです。
この非公開案件は転職エージェントに登録することで、初めて担当者の方から紹介されることになっています。

2-4.書類選考や面接対策のサポートをしてくれる
転職エージェントでは過去に採用された人や落ちた人、面接のときに質問されたことなどについてのデータを保有しているため、選考を突破する方法について熟知しています。
そのノウハウに基づいて書類審査が通過しやすくなるように履歴書や職務経歴書について添削をしたり、模擬面接を実施してくれます。
さらに、求職者の魅力が伝わるように推薦状も作成してくれますので、書類選考の通過率が高くなります。
2-5.給料などの労働条件について交渉をしてくれる
面接の際、給料のことで気になることがあっても面接官の顔色を伺うためなかなか言い出せません。
転職エージェントなら、あなたに代わり給料などの労働条件についても交渉をしてくれます。
2-6.転職活動での不安や悩みについて相談ができる
初めての転職活動を行う場合、いろいろな不安や悩みを抱えます。
転職エージェントなら、転職に伴う不安や悩みについても気軽に相談をすることができます。
3. 転職エージェントの登録から内定までのステップ
転職エージェントの登録から、内定獲得・入社までには5つのステップがあります。
ステップ1.転職エージェントへの登録 ⇩ ステップ2.キャリアアドバイザーとの面接・企業案件の紹介 ⇩ ステップ3.応募・必要書類の作成 ⇩ ステップ4.面接の対策 ⇩ ステップ5.企業からの内定・入社 |
それでは順番に説明してきます。
ステップ1.転職エージェントへの登録
転職エージェントを利用する場合、最初にWebサイトからプロフィールの登録を行います。その際、これまでの職歴やスキル、担当したプロジェクトなどについても詳しく記入するようにしましょう。
なぜなら、面談のときにあなたの希望条件にマッチした企業案件を紹介してもらいやすくするためです。
登録後、数日以内に担当となるキャリアアドバイザーから電話かメールにて面談の日程に関する連絡があります。
面談は基本的に本社か支店で行われますが、地方などの遠方に住んで足を運ぶことが難しい場合、電話での面談になります。
ステップ2.キャリアアドバイザーとの面談・企業案件の紹介
担当となるキャリアアドバイザーの面談時間は、約60分~90分ぐらいになります。
面談では、転職先に求める条件やこれまでの経歴やスキルなどについてのヒアリングを行います。
ヒアリング後、求職者にマッチする企業案件があれば、その場で紹介をしてもらえます。
もし、ヒアリング中に気になることがあれば、遠慮なく相談をしてみましょう。
この面談はあなたの転職活動を成功させるための重要な場になります。
担当者に、
「転職したいという熱意」 |
を伝えることができれば、その後のサポートに雲泥の差がでます。
しっかり、アピールをしましょう。

ステップ3.応募・必要書類の作成
応募する企業が決まった場合、必要書類として履歴書や職務経歴書を作成します。
出来上がった必要書類をもとに、キャリアアドバイザーがより魅力が伝わるよう必要書類の添削を行います。
また、あなたの魅力が伝わるように推薦状も添えて応募しますので、個人で応募するよりも書類選考の通過率がアップします。
ステップ4.面接の対策
書類が選考通過をすると、次は面接の対策を行います。
転職エージェントでは過去のデータをもとに、面接での質問事項を想定した模擬面接も実施しています。
模擬面接では質問事項の対策に加え、本番で力が発揮できるように話し方のコツや面接時の身だしなみ、面接会場への入室時や退室時の作法などについていろいろなアドバイスを行います。
ステップ5.企業からの内定・入社
書類選考も面接も無事に通過し、内定がもらえると晴れて転職先での仕事が始まります。
もし、退職が長引き入社日の調整が必要になった場合、キャリアアドバイザーに相談をしましょう。
企業側と交渉を行い、入社日の調整を行います。
転職に伴い現在勤めている会社を円満退職する場合、どのようにすればよいのかキャリアアドバイザーから直接アドバイスがもらえると思います。
または、下記の記事でも円満退職の方法についても取り上げていますので参考にして下さい。

4. 「総合型転職エージェント」と「特化型転職エージェント」について
転職エージェントには、大量の企業案件を扱っている「総合型転職エージェント」と、専門性に特化した「特化型転職エージェント」があります。
それでは順番に説明していきます。
4-1.総合型転職エージェントの特徴
総合型転職エージェントでは多種多少な業界を扱っているため、求人数の多さが特徴です。
求職者に紹介できる求人が多いので、
✅ 「これまでに経験したことのない業界・職種に挑戦したい」 ✅ 「特に、業界・職種にこだわっていない」 ✅ 「どんな業界や職種に転職したいのかはっきりしていない」 |
という方は総合型転職エージェントを利用してみましょう。
もし、担当のアドバイザーがヒアリングを行い

「この方はこんな業界・職種が向いている」
と思えば、今までに考えてもいなかった企業案件を紹介することもあります。
4-2.特化型転職エージェントの特徴
特化型転職エージェントの場合、特定の業界や職種に精通したキャリアアドバイザーが転職活動をサポートします。そのため、求人数を絞っていることが特徴です。
✅ 「専門的な知識やスキルを活かしたい」 ✅ 「これまでに経験した業界でスキルアップを目指したい」 ✅ 「すでに行きたい業界や職種が決まっている」 |
という方は、特化型転職エージェントを利用してみましょう。
5. 転職エージェントを利用する上での3つの注意点
求職者が転職できるように様々なサポートをしてくれる転職エージェントですが、うまく利用するためにも注意すべきことがあります。
ここでは、3つの注意点についてご紹介します。
5-1.担当者との相性は重要
転職エージェントについて調べてみると、

「理想的な転職を実現することができた」
という方がいる反面、

「キャリアアドバイザーの対応が悪い」
といった意見も見られます。
キャリアアドバイザーも人間なので、あなたとの相性の問題もあります。または、キャリアアドバイザー自身の知識が浅いといったこともあるかもしれません。
もし、担当しているキャリアアドバイザーのサポート内容に不満を感じた場合、担当者を変更してもらうように依頼をしましょう。

5-2.希望条件に合わない企業案件を勧められることもある
転職エージェントは求職者が企業側に採用されてはじめて紹介料がもらえるビジネスです。そのために、ノルマが課せられている場合があります。
担当者によっては本当はやめた方がよい企業案件を紹介したり、非公開案件獲得のために転職者の希望条件に合っていない企業案件を勧めてくる方も少なからず存在します。
もし、希望しない企業案件を勧められた場合、案件自体を断るか、強引に勧めてくる場合は担当者を変更してもらうように依頼をしましょう。
あなたが理想とする転職活動を実現することの方が大切です。

5-3.企業案件を紹介されないことがある
以下に該当する場合、企業案件は紹介されないことがあります。
「うつ病などで就業が困難な方」 「ビジネスマナーができていない方」 「不衛生な方」 「職務経歴書に嘘を書いている方」 |
例え、高スペックな求職者の場合でも、キャリアアドバイザーが

「この求職者を企業に紹介すると信用に傷をつけてしまう恐れがある」
と判断すれば、企業案件は紹介されないことがあります。
注意して下さい。
6. 転職エージェントをうまく活用しよう
転職エージェントは、転職を実現したいあなたのために担当のキャリアアドバイザーがいろいろとサポートしてくれます。しかも、料金は一切かかりません。
しかし、転職エージェント側は求職者をはじめて企業側に採用されることで紹介料をもらい、そうすることで経営が成り立っています。
そのため強引な手で採用させたいという思惑を持った担当者も少なからず存在します。
転職エージェント側にそういった事情は存在しますが、内定をもらいたい求職者と企業に内定させたいという転職エージェント側の目指すゴールは一緒です。
彼らの事情を知ったうえでうまく転職エージェンを活用しましょう。

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